thinking

文章の要

自らに起こった現実的な事象から、それらを紐解くように読者をうまく誘引するのがよく出来た文章だと私は思う。その点において、私個人はその要点をクリアしていないことは明白であり、むしろ人生のうちに人並みくらいの文章を書けるようにしたいと常日頃か…

反吐の出るこころ

たとえどんなに好きなものであったとしても、 吐き気を催すほどに憎悪し、心を劣悪なものと変えてしまう存在になることだってある。 それがどれほどまでに些細なすれ違いや勘違いであったとしても、 私達が形づくる偶像の群像は、強固なものとして私達自身を…

ネットをしない生活、する人生

ここ数日間、といっても二日間だけなんだけど、 パソコンを触らない生活を送ってみることに成功した。 成功した、というのは少々言い過ぎの感もある表現だけれども、 中毒気味でいて夜更かし気味な私の生活にとっては、 非常に有意義のある生活様式だったよ…

本を読む、読まないの分け隔て

この記事は 本を読まない人間 を読んで書いたものです。 http://anond.hatelabo.jp/20080905042139 本を読むことは、情報を得る、というよりも考え方を読む、といったほうが正しいのではないかと思う。 本は一人の人間の、それまで生きてきた経験や得てきた…

センス・オブ・ワンダーの卑劣さ

現在、SFや小説、とりわけファンタジーの世界において、センスオブワンダーという観念は非常に有効な考え方であると認識されている。このセンスオブワンダーという表現は、一般的に言葉や論理では説明の付き難い事象に対しての感情を的確に表しているといわ…

テクストと美しい文章

美しい文章は、流れるような見た目を持ち合わせるものだと思う。観る者にとって読みやすく、そして何より音の美しさが重要なのだ。 そうして形づくられた文章には、たくさんの効能がある。たとえばそれは、どんな人間にとっても可読である、ということ。そし…