自殺めいた鬱屈感
あるとき突如として襲ってくることがある。
それは突然で唐突であって、けれどごく自然なことであるはずなのに、
深くのない単純な洞察力によって破壊的な攻撃を受けるのだ。
胸のあたりがえぐられ押されてへこんだようになる。
その瞬間に、私についてのメーターは急加速して目減りして、
それらの言葉を一瞬にして憎悪し、心はつめたくなって
自らの根幹に根付く細胞たちを連鎖的に破壊してゆく。
行為は極めて浅く、
言葉は瞬くように鋭敏にしるしをつけていく。
うつろう現の波状の振幅が
山と谷になってこちらに飛んでおそってくる。
通り過ぎざま、ふっと豊かな感情が流れることがある。
確かめてみるまでもなく、それは死への美徳である。
まっさらに消えてなくなることこその、
醜さのなき命の啓示がそこにはあるような気がしている。
悪くはない、悪くはないのかもしれない。